NTT CPaaS サービス仕様
はじめに
このドキュメントは、NTTドコモビジネスX株式会社(以下「当社」といいます。)が、顧客企業(以下「企業」といいます)に向け、NTT CPaaS(以下「本サービス」といいます。)を提供する際の、個別サービスの一覧を表示し、各サービスの概要、課金対象イベントと利用条件を定義するものであり、NTT CPaaS本規約の一部を構成するものです。■マイページ
- サービスの概要
本サービスの利用開始に当たり、企業は、まずマイページから自アカウントの開設を行います。
その後、個別サービスのトライアル申し込み、もしくは本利用(有料)申し込み、またはサービスやIDの追加・削減・停止などの申し込みを行います。
ご利用状況および、それに伴う課金・請求金額などの確認もマイページにてご覧いただきます。
また、メンテナンス情報なども提供します。- マイページ機能の利用に伴う課金対象イベントはありません。マイページより申し込みを行う個別サービスに適用される課金対象イベントが請求料金の根拠として使用されます。
- マイページでは、請求金額を利用実績と共に掲載します。
- 各サービスの利用料金には、マイページへ掲載される各サービスの定価料金が基本適用されます。
- 課金請求における1暦月は、協定世界時(UTC)を基準に集計します。
■Moments
- サービスの概要
MomentsはWeb画面インターフェイスとAPIインターフェイスの両方で構成されるサービスです。企業がエンドユーザーとやりとり(エンゲージする)する際に活用する、様々なコミュニケーション・チャネル(SMS、Voice、メールなど)を、単一チャネルで、もしくは複数のチャネルを介して(オムニチャネル・コミュニケーション・フローと呼ぶ)エンドユーザーとコミュニケーションする機能や、エンドユーザーをセグメント化する機能、コミュニケーションプロセスの自動化を行う機能(スケジュール配信、リマインダー等)、トラヒックやエンドユーザーの行動分析を行うための機能を提供します。
- 「Moments」は、以下に説明する「ブロードキャスト」、「フロー」、「モバイルアプリメッセージング」、「イベント」の機能群で構成されるサービスです。
- 「ブロードキャスト」とは、企業がエンドユーザーに向けて単一チャネルを通じ、1 回限りのメッセージ送信を行うことができる機能です。
- 「フロー」とは、(何らかの定義に基づき)セグメント化したオーディエンスごとに、またはエンドユーザーの行動トリガーに基づいて、オムニチャネル・コミュニケーション・フローをビジュアルインターフェースで構築する機能です。
- 「モバイルアプリメッセージング」は、Apple Push Notification Service (APNS)、Google Cloud Messaging (GCM)、Firebase Cloud Messaging (FCM) システムを使用して、エンドユーザーのスマートフォンにプッシュ通知(スマートフォンに事前にインストールしたアプリケーションを対象としています)を配信できる機能です。
- 「イベント」とは、Webサービスやモバイルアプリ等から収集されたユーザー行動の追跡、保存、分析を可能にする機能を意味します。
- 課金対象イベント
- 「Moments」では、「Monthly Engaged Person(MEP:月間エンゲージドパーソン)」数に基づき利用料金が決定されます。
- 「Monthly Engaged Person(MEP)」とは、1暦月の間に少なくとも1回以上、フロー機能において処理を行った1人のエンドユーザーを意味します。同一のエンドユーザーが1暦月の間に複数回フロー機能を介して処理された場合も、1人のMEPとしてカウントされます。
- *ブロードキャストのみの利用の場合は、MEPはカウントされません。
- サービスご利用に当たり、想定されるMEP数に基づき「MEPパッケージ/月額」が決まり、これを購入頂きます。
- MEPパッケージ/月額の定価については、マイページ記載の料金表を参照ください。
- ご利用中に、予め購入したMEPパッケージのMEP数上限を超えた場合は、追加のMEP数ごとに課金されます。また、超過料金は以下の式により計算されます。
超過料金=(購入パッケージ料金/購入MEP数)×超過MEP数 - 上記MEP料金に加えて、利用したコミュニケーション・チャネル(SMS、Voice、メール等)の課金対象イベントごとにも通信料金が発生し課金対象となります。
- 電話番号、セットアップ料金、IPアドレスなどの追加サービスは、上記とは別の課金となります。
■コミュニケーション・チャネルサービス
■SMS
- サービスの概要
「SMSサービス」は、企業が、そのエンドユーザーの携帯電話番号にSMSを送信し、またはエンドユーザーの携帯電話からSMSを受信するサービスです。なお、SMSサービスを利用するためには、その発信元となる送信元電話番号を設定する必要があります。
- 課金対象イベント
- 「SMS送信料金」は、企業からのSMSの送信要求を、本サービスが正常に処理し、エンドユーザーの携帯端末へ着信した際に発生します。
- 「SMS受信料金」は、エンドユーザーから送信されたSMSを、本サービスが正常に処理し、企業が受信した際に発生します。
- SMS送信料金・受信料金の課金単位は「通数」です。「通数」は、以下のように計算されます。
- メッセージが全角文字を含む場合は、70文字までを「1通」として計算します。ただし、70文字を超過する場合は、66文字までを「1通」とし、以降、66文字ごとに追加の「1通」として計算します。改行は改行コードがCRLFの場合は2文字、CRまたはLFの場合は1文字として計算されます。
- メッセージが半角英数字のみを含む場合は、160文字までを「1通」として計算します。ただし、160文字を超過する場合は、145文字までを「1通」とし、以降、145文字ごとに追加の「1通」として計算します。改行は改行コードがCRLFの場合は2文字、CRまたはLFの場合は1文字として計算されます。
- 1通当たりの定価は、マイページ記載の料金表を参照ください。
- 本サービスから送信できる、1エンドユーザーに対するSMS送信メッセージの最大文字数は、1回あたり660文字です。また、本サービスで受信できる、1エンドユーザーからのSMS受信メッセージの最大文字数は、1回あたり70文字です。
- 「国際SMS」をご利用の場合、上記(1)から(5)までに規定されている課金対象イベントの一部または全部が変更される場合があります。また、新たな課金対象イベントが追加される場合があります。「国際SMS」をご利用いただく場合の課金イベントの詳細については、「SMSカバレッジと接続性(https://ib.nttcpaas.com/docs/essentials/getting-started/sms-coverage-and-connectivity)」をご参照ください。なお、「国際SMS」は、Infobipの国際SMSネットワークにて提供します。
- 利用条件
SMS送信においては、以下利用条件の遵守が必須です。
- 同一の携帯電話へ定期的にメッセージを配信する場合には、受信者から、定期的にメッセージを配信することに対する承諾を得た上で、配信を行うこと
- 同一の携帯電話へ定期的にメッセージ配信する場合において、受信者から配信を停止することを求められた場合、その他受信者が当該携帯電話を利用していないと合理的に認められるときは、当該メッセージ配信を行わないようにすること
- 受信者の同意を得ない配信をしてはならず、当該同意について、契約終了後も6ヶ月間保存する義務を負い、乙の求めに応じ5日以内に当該エビデンスを提示すること
- 大量送信時(10万通/日以上)は、送信遅延や障害を起こさないために、5営業日前に当社まで連絡を行うこと
■電話番号
- サービスの概要
企業がエンドユーザーに対して発信または受信する際の「企業の住所」となるのが電話番号です。「SMS」および「Voice」チャネルサービスのご利用の際に、「送受信元」または「発着信元」としてご利用いただけます。
本サービスにおいてご利用いただける電話番号の種類は以下の通りです。
電話番号の種類 本サービスで提供するチャネルサービスでのご利用の可否 SMS送信元番号 (*6) Voice 発信 着信 お客様持ち込み電話番号 0120 / 0570 / 0800番号 NTTドコモビジネス発行の番号 〇 (*1) 〇 (*2) 〇 (*3) NTTドコモビジネス以外の発行番号 - 〇 (*4) 固定電話番号(0ABJ番号) 特定IP電話番号(050番号) 当社からのレンタル電話番号 フリーダイヤル(0120番号) 〇 〇 特定IP電話番号(050番号) 0032-06または0032-07で始まる10桁番号 - キャリア共通番号(共通ショートコード)(*5) 〇 ■電話番号をSMSでご活用の場合
*1 本サービスから送信されたSMSを受信した端末がSoftbankのネットワークサービスを利用している場合、送信元番号は、常に(0032-06-9000)が表示されます。
*5 どの携帯キャリアへの着信・送信でも共通な「0005」で始まる8~10桁の電話番号です。また、SMS双方向通信のご利用には、この番号のご利用が必要です。
*6 「国際SMS」をご利用の場合、送信元番号は各国の仕様により異なります。国別の仕様については、「SMSカバレッジと接続性(https://ib.nttcpaas.com/docs/essentials/getting-started/sms-coverage-and-connectivity)」をご参照ください。■電話番号をVoiceでご活用の場合
(1)NTTドコモビジネスが提供する上記番号を持ち込む場合
*2 お持ち込み電話番号を、エンドユーサーに「発信元番号」として表示するには、当社の(050番号)のレンタル契約と、特定番号通知オプションを契約いただくことが必要です。
*3 お持ち込み電話番号を、企業の着信番号としてご利用する場合は、当社の(050番号)をレンタル契約頂き、お持ち込み番号と紐づけてご利用頂きます。(2)NTTドコモビジネス以外の事業者の上記番号を持ち込む場合
*4 当社の(050番号)をレンタル契約いただき、その050番号を、お客様が持ち込まれた番号へ「転送するサービス」を、お持ち込み番号を発行した通信事業者に申し込んで頂くか、お客様側の電話設備で転送設定を実施いただく必要があります。
- 課金対象イベント
- 1電話番号のレンタルごとに料金が発生します。
- 電話番号レンタルの定価は、マイページ記載の料金表を参照ください。
- 「電話番号利用料」は、1暦月の間に、契約されているすべての番号の合算に消費税をかけたものとなります。
- 「国際SMS」をご利用の場合、上記(1)から(3)までに規定されている課金対象イベントの一部または全部が変更される場合があります。また、新たな課金対象イベントが追加される場合があります。「国際SMS」をご利用いただく場合の課金イベントの詳細については、「SMSカバレッジと接続性(https://ib.nttcpaas.com/docs/essentials/getting-started/sms-coverage-and-connectivity)」をご参照ください。なお、「国際SMS」は、Infobipの国際SMSネットワークにて提供します。
- 利用条件
- 電話番号については、ご契約いただく通信事業者とのご契約条件等を遵守いただいたうえでご利用ください。
- 電話番号のレンタルおよびご利用については、以下を遵守いただくものとします。
- サービス利用中および解約後に、当社から払い出した電話番号を他類似サービスで利用しないこと。
- サービス解約後に、当社が払い出した電話番号をWebサイト等に掲載している場合、速やかに削除すること。
■Voice
- サービスの概要
- 「Voiceサービス」は、音声での、固定及び携帯電話への発信・着信とコミュニケーションを提供します。
- IVRは、自動音声応答機能です。
- 課金対象イベント
- 「Voice発信料」は、1暦月内に企業からの発呼が、エンドユーザーまたは留守番電話等によって応答された分単位の通話時間に対して発生します。
- 「Voice着信料」とは、1暦月内にエンドユーザーからの発呼を企業が応答した分単位の通話時間に対して発生します。
- 上記利用時の定価は、マイページ記載の料金表を参照ください。
[Voiceの付加機能]
以下の付加機能をご利用いただけます。なお、ご利用いただいた場合に、別に料金が発生いたします。
・ストレージ
- サービスの概要
「ストレージサービス」は、音声ファイル等をストレージに保存するサービスです。IVR等による再生元や録音後のファイル格納先としてご利用できます。
- 課金対象イベント
1日に利用したストレージ利用量を1暦月分集計した、累計データ量(ギガバイト)単位で発生します。なお、非アクティブなファイルについては、以下の規則により削除されます。
- 通話録音データ
18ヶ月間データアクセスがない場合、その30日後に削除されます。
- アップロードされた音声ファイル
90日間使用されなかった場合に削除されます。
- 通話録音データ
・通話録音
- サービスの概要
「通話録音サービス」は、企業とエンドユーザーとのやり取りを録音するサービスです。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に利用した通話録音時間(分)単位で発生します。
- サービス開始前に録音制限を設定して頂きます。1か月の録音制限に達するまで利用可能です、それを超える場合は、追加設定が必要となります。
・音声文字起こし
- サービスの概要
「音声文字起こしサービス」は、顧客との音声やりとりを、文字起こしするサービスです。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に音声文字起こしを利用した通話時間(分)単位で発生します。
・テキスト読み上げ(ニューラル)
- サービスの概要
「テキスト読み上げサービス」は、ニューラルを利用し、テキストから音声へ高品質に変換し読み上げるサービスです。IVRでの自動応答時に活用できます。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に本機能のご利用により読み上げたテキストの文字数単位で発生します。
・音声キャプチャー
- サービスの概要
「音声キャプチャー」は、事前に登録されたキーワードやフレーズに特化して音声認識を行うサービスです。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に生じた通話時間のうち音声キャプチャー機能をご利用いただいた時間(秒)単位で発生します。
・音声ストリーミング
- サービスの概要
通話中の音声を、WebSocketプロトコルを利用して外部のサービスへリアルタイムに転送(複製)するサービスです。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に音声ストリーミング機能をご利用いただいた時間(分)単位で発生します。
■メール
- サービスの概要
「メールサービス」は、企業からの送信要求に基づきメールを送信、または受信するサービスです。
- 課金対象イベント
- 「メール送信料金」は、企業からのメールの送信要求を本サービスが正常に処理した時点で発生します。
- 本サービス内で正常に処理されなかった送信要求にはエラーメッセージが返却され、請求対象外となります。
- 企業から本サービスへの送信要求が、形式無効または無効な宛先のメールアドレスであった場合でも、それが送信された場合は、課金対象となります。
- 無効なメールアドレスへの送信であった場合は、そのアドレスは「抑制リスト(suppression list)」に格納されます。「抑制リスト(suppression list)」に管理されているメールアドレスに対する送信要求は実行されませんが、企業から送信要求がくる間は、送信処理が行われるため、送信されたのと同意と見なし課金対象となります。
・メールアドレス検証オプションサービス
- サービスの概要
「メールアドレス検証サービス」とは、宛先のメールアドレスが有効であるか否かを判断するサービスです。
- 企業が送信要求時に「構文チェック」「役割ベースのチェック」「使い捨て電子メールアドレスチェック」「キャッチオールメールアドレスチェック」のリクエストを実施すると、本サービスはメールアドレスの状況により以下のステーテータスを返却します。
- メールアドレスが有効かつ存在する場合:「はい」
- メールアドアドレスが無効または見つからない場合:「いいえ」
- SMTP要求がみつからない場合:「不明」
- 「構文チェック」:メールアドレスが有効なメールアドレスと見なされるのに適切な形式であるかをチェックすることを意味します。
- 「役割ベースのチェック」:アドレスが実在の人物のものであるか、実在の人物ではなく会社、部門、または受信者のグループに関連付けられたアドレスであるかをチェックすることを意味します。
- 「使い捨てメールアドレス」:一定期間後に取り消される一時的なメールアドレスを意味します。
- 「キャッチオールメールアドレス」:メールアドレスにキャッチオール設定があるかをチェックすることを意味します。キャッチオール構成は指定されたメールボックスが存在するかに関係なく、ドメインに送信されたすべてのメールを受け入れるサーバー構成です。
- 企業が送信要求時に「構文チェック」「役割ベースのチェック」「使い捨て電子メールアドレスチェック」「キャッチオールメールアドレスチェック」のリクエストを実施すると、本サービスはメールアドレスの状況により以下のステーテータスを返却します。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に企業からメール検証サービスへ実施要求され、本サービスが正常に処理した件数に対して発生します。
・専用メール送信IP [メールオプションサービス]
- サービスの概要
企業に対し、専用の固有IPアドレスを提供するサービスです。共有IPアドレスと異なり他の送信者と共有されないため、IPレピュテーションを自社で管理できます。
- 課金対象イベント
- 1暦月内に維持した専用IPアドレスの数量に応じて発生します。